ひとつの趣味を極めるのは難しい

ひとつの趣味を極めるのは難しい

達人になるためにはどうしたらいいか、なんて話を僕は以前しましたが、ひとつの物事を極めるのってやっぱり難しくもあります。

でも、それが醍醐味というか、楽しい部分なんだろうなあとも思ったりして。

 

どんなに時間をかけて練習を重ねたところで、好きでなければ達人にはなれない

「一万時間の法則」という概念がありますよね。でも、マイクロソフトの会長であるビル・ゲイツ氏は、「一万時間の法則」について異を唱えていたみたいです。

彼は、中学2年の時から大学を中退するまで、なんと日夜8時間以上プログラム開発をし続けたそうです。

さらに彼は、「”一つのことに1万時間費やせばその分野にずば抜けて強くなる”という人もいる、だけど私はそんなに単純だとは思ってない。実際には、50時間を費やした後で90%が脱落する。それは好きになれない・向いていないという理由で。そしてさらに、50時間費やした人の90%があきらめる。このような普遍的なサイクルがあるんだ」と語ったそうです。

つまり、どんなに時間をかけて練習を重ねたところで、好きでなければ達人にはなれないのだと彼は言ってます。

 

自分の興味・関心を持てるものを極めること

よく高校とか大学生時代とか、先生は「自分の興味・関心を持てる職を選べ」なんて話をした先生もいるんじゃないでしょうか。でもこれは、「達人になるには」という話に対しても全く無関係ではないことだと僕は考えます。

何かを極めるわけですから、自分がいつかどこかのタイミングでやめてしまう可能性のあるものを選んでしまってはもったいないです。

それに、自分がただ楽しんでのめり込んでいたものが、気付いたら達人と呼ばれるレベルにまでなっていたという話は、わりとよく耳にします。「オタク」という言葉はよい例ではないでしょうか。

ちなみに、ここでいう「オタク」の定義は、”自分の好きな事柄や興味のある分野に、極端に傾倒する人を指す呼称”です。

 

のめり込むのが一番の手っ取りばやい道

「達人になるには」という題目を考えてきて、まず自分が時間を忘れるようなことを発見し、そして、それこそ時間を忘れてそれにのめり込むのが一番の手っ取りばやい道だと僕は感じました。

それは、「のめり込む」という行為はつまり「夢中になる」「熱中する」ということだからです。「のめり込む」ことでひとつの物事に集中することになる。これが、のちの「達人」になるのだと僕は今ではそう考えています。

趣味の延長線上に達人という言葉があるのだと思います。

 

みなさんは、なにか「のめり込む」ことのできる趣味や特技、ありますか?

それが、あなたを「達人」にしてくれるかもしれませんよ。

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